★昨日は今年二回目のカワサキの二輪事業のOBたちの会合が 灘の酒心館 で開催された。
集まったメンバーは、年次順に言うと
桑畑禎文・古谷錬太郎・田崎雅元・北村敏・野田浩志・井川清次の6人に、今回は伊藤忠だが、カワサキの人よりもカワサキが好きで、カワサキの二輪事業に没頭した遠藤治一さんを誘ったら、喜んでやってきてこんなメンバーでの会合だったのである。
遠藤治一さん、伊藤忠の物資部だが、カワサキフランスの社長で、あの24時間耐久で世界を席巻した『カワサキ・フランス』の御大将である。
ちょっと、その辺のサラリーマンとは桁外れに違っていて、川崎重工業で遠ちゃんが一番気安く・かつ永く・頻繁にお付き合いをされていたのは、副社長をされてた山田熙明さんで、私に遠藤さんを紹介して頂いたのも山田さんなのである。
田崎さんは、オランダに部品会社を遠藤さんと一緒に創ったので、私よりは旧いお付き合いで、田崎さんも遠ちゃんとはいろいろと接点をお持ちなのである。
カワサキが一番苦しかったが、一番オモシロかった時代を一緒に生きた世代なのである。
私の現役時代のお付き合いの中でも『非常に気の合った仲間』であったことは間違いなくて、この会合に今年から田崎さんが復活したので、そんなこともあって今回の会合にお誘いしたのも私なのである。
★そんな遠藤さん、この会合には初参加だったのだが、昨日は遠ちゃんの話が圧倒的にオモシロかったので、動画に『サワリ』の部分を纏めたので、まずはそれを聞いてみて欲しい。
こんな雰囲気なのである。
https://www.youtube.com/watch?v=ngTHH6TO1oA
動画をご覧になるとお分かりになるのだが、遠藤さんはこのように言われているのである。
『伊藤忠という商社にいたが、どうしても「ものを造る」メーカーには負けてしまう。いつか『モノを作るメーカー』をやってみたかったのと、カワサキ・フランスなどの社長もやったが、『サラリーマン社長』は同じ社長でも自分の給料も決められないし「オモシロくない」いつか「オーナー社長」をやってみたかった』というのである。
この辺の発想が遠藤さんらしくて、私は遠ちゃんに共感を覚えるのである。
大企業の経営者などと言ってみても、その事業運営の『一番のキー』である『資金』は、自分の金ではなくて『会社の金』だから、経営者とは言えても『事業家』とは言うことができない限界みたいなものが厳然とある。
その辺の発想は田崎さんにも共通したものがあって、川崎重工業の社長はしたが『事業家だった』とは言えないと常に明確に言っていて『サラリーマン経営者』なのに『事業家』だと錯覚しているのは違っている、というのが田崎さんの自論なのである。
★遠藤さん曰く、今回は間違いなく『オーナー社長で自分でカネは出した』というのである。
帰宅してから調べてみた。『株式会社 京都岩崎』はこんな企業である。
こんなホームページが出来ている。
京都岩崎 というネーミングは、板前さんの岩崎武夫からとっている。
これは本物だと思った。
作っているのは岩崎さんだが、オーナーは間違いなく遠ちゃんで、念願のオーナー経営者になっている。
こんなファンの声も載っている。
★ これらの写真は、ホームページから私が勝手に取り出したので、紹介はこれくらいにしておくが、
『ネット販売をベース』の『無店舗経営』なのだが、京都の名料亭『和久伝』で30年腕を磨いた岩崎武夫さんが創るので、これは『ホンモノ』であることは間違いない。
その『和久傳』の女将さんと検索するとこんな写真が現れたが、
この女将さん、『丹後の宮津』の出身で、昨日も出席した北村敏さんの幼馴染で 遠藤さんを最初に『和久傳』に紹介したのも、北村敏さんだそうである。
昨日、遠藤さんに話を聞くまでは、私はこの話は知らなかったのである。
実は昨年だったか、Z1会のゴルフコンペの賞品に、遠ちゃんが『鴨なべセット』を提供して、それが私に当たったことがあったのだが、私はてっきり『和久傳』のものだとばかり思っていたのだが、その時すでに遠ちゃんは『株・京都岩崎』を立ち上げていたのである。
そんなご縁もあるものだから、もう少ししっかりと内容をお聞きして、『お手伝い』できるようなら頑張ってみたいとも思っているのである。
昨日は、そんな旧交を温めたいい1日になったのである。