★神戸電鉄の粟生線がずっと赤字続きで、その廃線問題が持ち上がっています。
私個人はこの神戸電鉄の三木線沿線の緑が丘に住んでいるのですが、この40年間で4回ほどしか神戸電鉄に乗ったことはありませんので、特にこの廃線問題も関係は極めて薄いのですが、
鉄路と言うのは一度廃線にしてしまうと2度と再び復活することはできませんし、単なる一企業の経営の赤字問題と言うことではなくて、社会的な問題ではないかと思っています。
三木市にはかって三木鉄道問題もあって、この時も存続を願ったのですが、市長の選挙公約だとかで廃線になってしまいました。
当時の市の負担は数千万円だったのですが、
いまはこんな姿になってしまって、その跡地整備に12億円の予算を投じるそうです。
たった数千万円の赤字で廃線にした跡地に10億円を超える予算を投じる行政の判断と言うのは、不思議極まるものだと思っています。
その維持費だけでも年間数千万円掛るのではないでしょうか?
地方の鉄道は大河を形成する小川のようなものですから、一つ一つを壊していくと全体のネットワークが成り立たなくなるのだと思います。
今回は三木市も小野市も、廃線反対の立場のようですが、
かといって神戸電鉄に多額の支援をすることは、市民の税負担にも跳ね返ってきますし、そんな負担をするなら、廃線やむなしという考えの市民の方も多いのもまた事実なのです。
★そんな難しい状況の中で、
神戸電鉄をぜひ残したいと思う市民達が今回、粟生線の存続運動に立ちあがりました。
何度かの集会があって、その中には廃線止む無しの意見もあったのですが、これは市民が一度考えてみるべき大きな課題だということで、
『粟生線の未来を考える市民の会』準備会が立ちあげられて、そのFacebookページも完成して動きだしました。
Facebook?? などと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
兵庫県は、何故か東京に次ぐ全国2番目のFacebook 普及県だそうです。私の周囲の人も殆どFacebookをやっています。
誘われて、この市民の会に参加していますが、世話人で集まっている方はみんなFacebookをおやりなのでこんなページも出来たのです。
同時にこのようなチラシを作って、広く賛同者を集める運動を起こす事になりました。
ネットに詳しいタレントたちが集まると、殆どお金もかけずに、これくらいのレベルのモノが出来あがります。
★この会の趣旨に賛同される方からは、入会金として、1000円を頂くことになっています。
果たして何人の方が、1000円を出して賛同されるのでしょうか?
実は、先日三木市だけで、『神戸電鉄存続の署名運動』がありました。 48000人の署名が集まったようですが、全ての人がホントに存続を願っているのかどうかは疑問です。
我が家も3人の署名を書きましたが、回覧板で回ってきたので私以外の母と家内の名前は勝手に私が書いたものです。
そんな48000人を神戸電鉄に対する圧力として使おうとしているスタンスにも大いに疑問を感じます。
今回の『粟生線の未来を考える市民の会』はそんな対決ムードではなくて、存続問題をみんなで考えてみようというスタンスです。
●「粟生線をなんとかしたいという」思いをもつ市民が集う会です。
●市民みずからが粟生線を未来につなぐために活動します。
●粟生線存続に向けて活動している他の団体と力を合わせrていきます。
とチラシにも書かれています。
こんなコンセプトに共感し賛同していただける方を、『まず、100人』 直ぐ集めることになりました。
12月の初めまで100人を出来るだけ広い範囲から集めて、この人たちを実質の発起人として会を立ち上げようとしているのです。
その核になる10人ほどの世話人さんは、非常にユニークなオモシロイ人たちが集まりました。
行動力も、情報発信力も、オピニオンリーダーとしての資質も十分です。
10人がそれぞれ10人の共感者を集めたら100人ですから、ここまでは直ぐ集まると思います。
そして12月中に『500人の賛同者を』 と言うのが当面の目標です。
その後どんな推移になるかは解りませんが、
粟生線を残したいと思っている方は、おられるのでしょうから、ひょっとすると1万人にも、10万人にもなる可能性を秘めています。
どんな活動をするのかなど、具体的なことはまだ決まっていません。
『それを含めて考える』市民の会であればいいのではと、思っています。
神戸電鉄にとってもプラスになるような活動展開になればいいなと思います。
★今朝からFacebookにも具体的な動きがありました。
ネットの世界は顔を合わせなくてもコンセプトだけ確認されているなら、どんどんその方向に進むのがその特徴です。
私はそれを受けて、このブログを書いています。
明日朝発信しますが、
それはツイッターやFacebookで情報ツールとして、全国20万人に拡散します。
地方鉄道を守ろうという鉄道マニアの方も沢山おられるので、ぜひその方たちとも連携して動きたいと思います。
『そんな支援システムの分野』で、
既にあるNPO The Good Times の情報発信システムを駆使して、このプロジェクトの応援をしたいと思います。
ネットのプロたちも、鉄道マニアも、いろんな人たちがいっぱいいます。
この粟生線と繋がっている北条鉄道にも、いろいろと知人はいますので、手伝って貰おうと思っています。
既にある団体や神戸電鉄の関係の方も、行政や議員の方たちも、『一市民に戻って』ぜひ超党派で後押しして頂けるような『流れ』になればいいなと思っています。
『粟生線の未来を真剣に考えてみたい』 という方のご参加を歓迎します。
少なくとも私たちは、『粟生線の未来を』真剣に考えたいと思っています。
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