★この特集は、オモシロかった。
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日本のトイレはもはや排泄するだけの場所ではない。日本人の「清潔好き」と「技術力の高さ」が相互にトイレ環境を磨き上げ、独自の発展を遂げ、かつてない高みに到達している。
特集は、こんな記述から始まっている。我が家のトイレは、設置後10数年経って、流石に調子が悪くなってつい先日新しいものに換えたところなのである。
自動化はさらに進んで、水はいちいち流さなくても勝手に流してくれる。それに慣れると非常に快適である。
「TOTOの和式便器と洋式便器の出荷台数が逆転したのは、1977年。37年前はまだ和式便器が半分でした。
1990年代に入り、日本経済は失速していったが、ホテルやデパート、レストラン、オフィスなどの公共スペースに急速に広がっていく。
1998年、ウォシュレットの販売累計台数は1000万台を突破した。
我が家のトイレが、ウォシュレットに換わったのも、確かそのころのことである。
2000万台を突破したのはそれから7年後の2005年1月、3000万台を突破したのはその6年後の2011年1月と、普及が加速していった。
最近では、公衆トイレがどんどん綺麗になって、
昭和20年代の『キタナイところの代名詞』であった、駅のトイレや、公園のトイレのことを言っても、いまの若い人たちは想像することすら出来ないだろう。
清潔だし、その機能はどんどん快適に便利になる。
★今年の夏、アメリカの娘のところに、半月ほど滞在したが、
食事も、環境も、何の文句もなかったが、 一番気になったのがトイレ、2番目に不満だったのが風呂である。
家庭もそうだし、新装なったロスの空港のトイレも、ウォシュレットにはなっていない。
なかなか変わっていかない理由は、
「水回りに電気製品を置くということが、海外の場合は規格になくて、 許可取りまでに時間がかかる。」 などの問題もあるのだろうが、生活様式や考え方の違いも大きくて、「欧米はバス、洗面所、トイレの3点セットが主賓室、ゲスト部屋、子供部屋にそれぞれにあって、1軒の家に複数あります。だからトイレにそんなにおカネをかけられない。
と言うのは解らぬではない。娘宅ですらトイレは3つもあった。
せめて、高級ホテルや空港などのトイレは、ウォシュレットにすればいいのにと思うが、『許可取り』などがムツカシイのだろうか?
この特集の最後は、こんな文章で終わっている。
その意味で、2020年の東京オリンピックは、世界中の人が東京にやって来て、最先端のトイレと出合う絶好のチャンスだ。
個室に入ってから出て行くまで、“温かく”至れり尽くせりのおもてなしをする。外国人に驚きと感動の“渦”が巻き起こるに違いない。
ただ、どこかで読んだが、大阪の卸市場の公衆トイレは、中国からの観光客が多くて、トイレの使い方が解らなくて、大変なことになっていると言うが、
2020年までにはもう少し海外の様子も変わっているかも知れない。
まず空港とトイレや、飛行機の中のトイレぐらいから換えるのが、いいのではないかと思うのだが・・・
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